論理演算子は、真偽値(trueまたはfalse)を返す比較演算子を組み合わせて使用することで、複雑な条件式を表現するために使用されます。
最も一般的な論理演算子には、論理積(&&)、論理和(||)、そして論理否定(!)があります。
論理積(&&)は、左辺と右辺の両方がtrueの場合にtrueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。以下は、論理積を使用して二つの条件式を結合する例です。
let x = 5;
let y = 10;
if (x > 0 && y > 0) {
console.log("Both x and y are positive");
}
上記のコードでは、xが0より大きく、かつyが0より大きい場合に、”Both x and y are positive”というメッセージをコンソールに出力します。
論理和(||)は、左辺と右辺のどちらか一方、もしくは両方がtrueの場合にtrueを返し、両方がfalseの場合にfalseを返します。以下は、論理和を使用して二つの条件式を結合する例です。
let name = "Alice";
let age = 25;
if (name === "Bob" || age >= 18) {
console.log("Welcome!");
}
上記のコードでは、nameが”Bob”であるか、ageが18以上の場合に、”Welcome!”というメッセージをコンソールに出力します。
論理否定(!)は、trueをfalseに、falseをtrueに反転させる演算子です。以下は、論理否定を使用して真偽値を反転させる例です。
let flag = false;
if (!flag) {
console.log("Flag is true");
}
上記のコードでは、flagがfalseである場合に、”Flag is true”というメッセージをコンソールに出力します。
論理演算子は、複数の条件を判定する際に非常に便利です。ただし、複雑な条件式になりすぎると、プログラムの可読性が損なわれる可能性があるため、適切な使い方を心がける必要があります。