数値→文字列
JavaScriptにおいて、数値を文字列に変換する方法の1つに、文字列連結を利用する方法があります。
具体的には、数値と空文字列(""
)を+
演算子で連結することで、数値を文字列に変換できます。以下は、数値の変数を文字列に変換する例です。
let num = 123;
let str = "" + num;
console.log(str); // "123"
上記のコードでは、数値の変数num
と空文字列を+
演算子で連結しています。この結果、数値が文字列に変換され、変数str
に代入されています。console.log()
で出力される値は、変数str
に代入された文字列"123"
です。
なお、この方法では、文字列に変換される数値をそのまま連結することができるため、文字列としての扱いが必要な場合に便利です。しかし、数値を文字列として表示する際には、数値の桁数や小数点以下の桁数、桁区切りなど、表示形式に関する情報を考慮する必要があります。そのため、より詳細な表示形式を指定する場合には、toString()
メソッドやIntl.NumberFormat()
オブジェクトなど、別の方法を利用することが望ましい場合があります。
文字列→数値
文字列を数値に変換する別の方法として、文字列から数値を取り出す方法があります。具体的には、文字列から0を減算することで、数値に変換することができます。
以下は例です。
let str = "42";
let num = str - 0; // 42
この方法では、文字列が数値として解釈できない場合、結果は NaN になります。例えば、以下のような例です。
let str = "hello";
let num = str - 0; // NaN
ただし、この方法は文字列が数値として解釈できるかどうかをチェックしないため、注意が必要です。例えば、以下のような例では、本来数値として解釈できない文字列が、0として解釈されてしまいます。
let str = "0xFF";
let num = str - 0; // 255
このような場合には、別の方法を使うか、事前に文字列が数値として解釈できるかどうかをチェックする必要があります。